カナダの劇作家・リー・マクドゥーガルの処女作である『ハイ・ライフ』。
本作品は1996年カナダにて、権威あるドーラメイヴァームーア賞を受賞。2009年には映画化、その後第31回ジニー賞で脚⾊賞にノミネートされ、カナダ全⼟、オフ・ブロードウェイ、シカゴ、ロンドン、東京、ソウルなど世界各国で幾度となく上演され続けています。
4人のジャンキーが一獲千金を夢見て銀行強盗を企てる単純なストーリに、なぜ、人は惹きつけられるのか。
『ハイ・ライフ』を初めて日本で初演し、何度も再演を続けてこられた流山児祥さん、そして今回初めて本作品を演出する日澤雄介さんをお招きし、お二人にこの作品を演出する上で大切にしている事や、作品の魅力などを伺います！

登壇者
流山児祥（流山児★事務所代表・演出家・俳優）
日澤雄介（劇団チョコレートケーキ主宰・演出家）

プロフィール
流山児　祥（りゅうざんじ しょう）
流山児★事務所代表。芸術監督。演出家・俳優。日本演出者協会理事長。
状況劇場、早稲田小劇場を経て、1970年「演劇団」を旗揚げ、1984年「流山児★事務所」を設立。『青ひげ公の城』『狂人教育』『ハイ・ライフ』など数多くの話題作を国内外で演出・プロデュースし国際的に高い評価を得ている。 また、近年は中高年劇団＝シアターRAKU、高齢者劇団＝パラダイス一座など「セカンドライフの演劇運動」を日本全国で展開し注目を集める。2000年「流山児マクベス」韓国公演以降、カナダ、中国、エジプト、イラン、ロシア、ベラルーシ・インドネシア・タイなど全世界で様々な作品を上演。海外の演劇人とのコラボレーションも積極的に行っている。

日澤　雄介（ひさわ ゆうすけ）
劇団チョコレートケーキ主宰。演出家。
2000年に劇団チョコレートケーキを旗揚げ。劇団作品に出演する傍ら、2010年の第17回公演『サウイフモノニ…』から演出も手がけるようになる。近年では劇団作品の他、ミュージカル『蜘蛛女のキス』、『M.バタフライ』、『アルキメデスの大戦』など外部での演出も手がけている。
劇団チョコレートケーキ「生き残った子孫たちへ 戦争六篇」にて、第 30 回読売演劇大賞、大賞・最優秀作品賞を受賞。