- 2023
- 11/2(木) 、 11/3(金) 、 11/4(土) 、 11/5(日) 、 11/6(月)
- 演劇
- 松本市立博物館 2階特設会場
松本市立博物館開館特別展「まつもと博覧会」 『サムライたちの職員会議』
松本城の運命を託された教師たちの物語
今秋10月7日にリニューアルオープンする松本市立博物館の特別展「まつもと博覧会」では、明治時代に行われた「松本博覧会」の姿とその博覧会を現代にリメークした展示を行います。その企画の1つとして、博物館とまつもと市民芸術館が連携し、演劇を上演する運びとなりました。
本作は、近松賞や劇作家協会新人戯曲賞を受賞した松本市出身の劇作家・髙山さなえによる書下ろし。
高校の職員会議を舞台に、松本城の保存を巡る教員の戦いが繰り広げられます。登場人物は、博覧会を主導した“市川量造”、松本城の建築に携わった“石川数正”等を彷彿とさせる人物や夏目漱石の「坊ちゃん」からヒントを得たという個性豊かな高校教員たち。現代の松本城の危機をどのように救うのか必見です。
特別展とともに本作を観劇していただくことで、より「博覧会」の魅力について知っていただけます。
◎市川量造と博覧会について
今からちょうど150年前に開催された「松本博覧会」。この博覧会を啓蒙家である市川量造が、取り壊し寸前だった松本城を守るために、松本城を博覧会場として活用することでその危機を救いました。
また博覧会では、民衆娯楽の提供として、街中で様々な催しを行う“附博覧会”を開催し、なかでも演劇は多くの集客を呼び、盛んに行われていたといわれています。
【あらすじ】
まもなく卒業式を迎えようとしている松本市のとある高校。
「松本天守閣保存会」に所属している教員たちが集められ、臨時の職員会議が行われる。
県や市の財政が年々厳しくなっていることもあり、前回の会議では「松本城を売ってしまおう」という意見まで出ており、副校長と教頭は困り果てていた。そんな売りたい派の教員たちを説得すべく開かれた職員会議。松本城を守る方法はあるのか。また教員たちは何を守りたいのだろうか。
【作・演出】髙山さなえ
【出演】草光純太、下地尚子、武居卓、深沢豊、前田斜め
【作・演出 髙山さなえ コメント】
福島県立高等学校の教員2年目の私は、学校は時に戦場であると思う。息つくまがないくらい働きに働きまくる。そこには、まさにサムライの様な教員がいるなか、明治時代に松本城を守った市川量造の様な町人風の教員もいる。夏目漱石の「坊っちゃん」に登場する教員に想いを馳せながら、松本城を守る、そして教育に命を燃やす「サムライたちの職員会議」を書こうと思う。
日程 | 2023年11月2日(木)、11月3日(金)、11月4日(土)、11月5日(日)、11月6日(月) |
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会場 | 松本市立博物館 2階特設会場 〒390-0874 |
開演 | 2日(木)19:00 |
チケット料金 | 【全席自由・税込】 |
チケット発売日 | 2023年9月23日(土) |
プレイガイド | ■まつもと市民芸術館チケットセンター(10:00~18:00) —————————————– ■松本市立博物館(9:00~17:00/休館日:毎月第3火曜日) |
当日券 | 本公演の当日券はございません。 |
ホームページ | |
お問い合わせ | まつもと市民芸術館チケットセンター(10:00~18:00) 主催:松本市立博物館、一般財団法人松本市芸術文化振興財団 |