- 2023
- 2/11(土) 、 2/12(日) 、 2/13(月) 、 2/14(火) 、 2/15(水) 、 2/16(木)
- 演劇
- 小ホール
『博士の愛した数式』
串田和美が、記憶が80分しかもたない数学博士に挑戦。 脚本・演出は新進気鋭の演出家として注目を集める加藤拓也。
舞台『博士の愛した数式』がいよいよ開幕!!!
当日券は、開演1時間前より小ホール入口にて販売(若干枚数)致します!!
同作は、欠落や喪失をテーマとした作品を描き続けている芥川賞作家で、
紫綬褒章も受章している小川洋子が03年に発表し、翌04年第55回読売文学賞を受賞、第1回本屋大賞を受賞。
06年には映画化もされたミリオンセラー作品。
交通事故による脳の損傷をきっかけに、記憶が80分しか持続しなくなってしまった元数学者「博士」と、
彼の新しい家政婦である「私」と、その息子のぎこちないながらも驚きと歓びに満ちた日々を、
美しい数式と共に描いた悲しくも温かな奇跡の愛の物語。
是非、ご期待下さい。
■出演■
串田和美 安藤聖 井上小百合 近藤隼 草光純太 増子倭文江 / 演奏:谷川正憲(UNCHAIN)
■スタッフ■
原作:小川洋子『博士の愛した数式』(新潮文庫刊)
脚本・演出:加藤拓也
美術・衣裳:山本貴愛
音楽:谷川正憲(UNCHAIN)
照明:吉本有輝子(真昼)
音響:稲住祐平(S.C.ALLIANCE)
演出助手:葛西祥太
舞台監督:竹井祐樹(STAGE DOCTOR)
プロデューサー:小川知子
■STORY■
[ぼくの記憶は80分しかもたない]博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた──。
主人公である「私」は、ある初老の男性「博士」の元へ家政婦として派遣される。「博士」とは、交通事故の後遺症で記憶が80分しかもたない元大学教師の数学博士。彼の「私」への第一声は、「君の靴のサイズはいくつかね?」だった。数字で物を語る博士に、初めは戸惑う「私」だが、やがて安らぎを見出していく。
ある日、「私」に10歳の息子がいることを知った「博士」は、一人で留守番している息子を、学校が終わったら「博士」の家に向かわせるようにと「私」に告げる。「博士」は、息子の頭がルート記号のように平らだったことから、息子を「ルート」と名付けた。
こうして、「博士」と「私」、そして、「ルート」との、やさしく、穏やかな生活が始まった。
■COMMENT■
「博士」役:串田和美
この小説を読んだとき、何故だか分からないけど、わぁ。この役をやってみたいなぁ。と、思ったのが最初の印象です。
僕はずっと『記憶』と言う物に興味があって、記憶がなくなるって、どういう事なんだろうなぁと。
そしたら、加藤くんもこの作品が好きで、やったことがあるって聞いて、だったら、いつか一緒にやりたいねって話して・・・
それがこうして実現して嬉しいです。
まだ若かった加藤くんがいきなり僕に電話をくれて、それなら会わなきゃ行けないねって、吉祥寺で待ち合わせをしました。
そこには、かわいらしい顔の男の子が立っていて、「あれ?君が加藤くん?」と(笑)それが加藤くんとの始まりでした。
それからたくさん話をして、そして一緒に仕事をしました。ワークショップで松本に来てくれた時、
加藤くんが「串田さんが松本に居るの分かる気がする。」と松本を好きになってくれました。
そんな加藤くんと、松本でどんな稽古になるのか、どんな舞台になるのか、今からとてもワクワクしています!
脚本・演出:加藤拓也(劇団た組)
串田さんと初めて会ったのは吉祥寺の喫茶店でした。喫茶店が開店したばかりの、
僕と串田さんの二人とマスターしか居ない静かな場所で、静かに話をしました。
あまりに年齢の離れた僕に、少し照れているような仕草で僕を見つめる優しい眼差しが印象的でした。
演劇を一緒にやりたいんですけれどというお誘いが直接的過ぎたのかもしれません。それから僕は串田さんと一緒に演劇をすることになりました。
大量の台詞とバットで殴られ体を半分に折って冷蔵庫に詰められるというアクション付きです。
とても大変な役回りでしたが、公演が終わる度にニコニコしながら演劇が楽しいんだと言っていました。
はっきりと覚えています。僕はこの人のことが好きになりました!
『博士の愛した数式』は数年前に一度上演しました。小川洋子さんの柔らかな言葉と、思いがけない毒と、この小説のことが好きだったからです。
水面に波を立てないように手を入れ、底から血液を拾う、そんな言葉達が好きになりました。
そんな話を稽古中に串田さんにすると、串田さんもこの小説が好きだと言っていました。
その時にもう一度やりたいと思いました。串田さんを博士で、串田さんと初めて会った時の、
あの少し照れているような仕草と眼差しが博士なんだと思ったのです。
そして演奏は谷川さんにお願いしました。俳優を見ながら音楽を作る、そして小川洋子さんの言葉に寄り添える人はこの人しか居ないと思ったからです。
この作品を上演できることが本当に嬉しいです。是非観に来てください。
日程 | 2023年2月11日(土)、2月12日(日)、2月13日(月)、2月14日(火)、2月15日(水)、2月16日(木) |
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会場 | まつもと市民芸術館 小ホール |
開演 | 2/11( 土)17:00 |
チケット料金 | 【全席指定・税込】 |
先行販売 | 【先行抽選予約受付】11月18日(金)10:00~23日(水)23:59 |
チケット発売日 | 2022年12月10日(土) |
プレイガイド | まつもと市民芸術館チケットセンター(10:00~18:00) チケットぴあ |
当日券 | 開演1時間前より、小ホール入口にて販売いたします。(若干枚数) |
【東京公演】 | 2023年2月19日(日)~26日(日) |
託児サービス | 有料・要予約/生後6ヶ月から未就学児まで 0120-788-222(平日 10:00〜12:00、13:00〜17:00) |
お問い合わせ | まつもと市民芸術館チケットセンター(10:00~18:00) 主催:一般財団法人松本市芸術文化振興財団 |